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タグ: 着物リメイク の記事一覧
新春! かなの掛軸 ~着物地でオーダーメイド~
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介するのは、かなの掛軸です。掛軸の裂は、上下に手染めスカーフ、中廻しには着物の黒留袖を使いました。留袖には、新春を彩るのにふさわしい絵柄の『春蘭』が描かれていて、静かな中にも華やかさがあります。
‘仮名(かな)’は、漢字をもとに作られた日本固有の文字です。繊細で優雅な印象ですが、線には強弱やかすれがあり、流れるようなリズムで書かれています。
『わが心春の山辺にあくがれてながながし日をけふも暮らしつ(紀貫之)』 -新古今和歌集- 光子書
かな文字と着物、日本文化の美しさを詰め込んだオリジナルの掛軸ができました。(サイズ タテ120㎝×ヨコ32㎝)
1月中はショーウインドウに展示していますので、ご覧になってみてください。
当店では、お客様のご希望に応じた『オーダーメイドの掛軸製作』のご相談もお受けしています。
木版画の掛軸~着物地でオーダーメイド~
ちいさな掛軸をつくりました。
秋冬らしい作品に仕立てました。
タイトルは『祇園一カ茶ヤ』、画家は『小西誠一郎』です。画家さんの自刻・自摺の作品です。京都・祇園の雰囲気が感じられる一枚です。
表装は木版画作品の色使いに合わせました。上下の裂は無地のレンガ色、中廻しの裂は茶系の大島紬の着物地です。絹です。秋冬らしくこっくりとした組み合わせで、小さくても存在感があります。
こちらの掛軸は、サイズが小さいので(タテ84cm×ヨコ34cm)飾る場所を選ばず、玄関先やリビング、ちいさな空間に飾って楽しめるように仕立てました。ちなみに・・価格は21,600円(税込)です。
11月中はショーウィンドウで展示中ですので、ぜひご覧になってください。
額縁フェア 終了。~額をお探しならいつでも~
9月25日(火)~29日(土)額縁フェア、ありがとうございました!!
額を見て、作品のアイデアがどんどん浮かんでくるお客様。。。
当店のオリジナルフレームを愛用してくださるお客様。。。
おトクな商品を見つけ上手なお客様。。
みなさまありがとうございました。また良い商品をご紹介できるように努めたいと思います。
“額をお探しならいつでもご相談ください” たとえば・・
お子様が書道コンクールで賞に輝いたときは、半紙額に。絵画なら用紙サイズ額に。
秋の文化祭でちょっと素敵に出品するなら、着物など使ったおしゃれなオリジナルフレームを。
記念写真がたまったらフォトブックもいいですが、お気に入りの一枚をフレームに入れて。
いただきものの絵や書、手ぬぐいなどそのままでは残念です。ご予算に応じて額を探してみますよ。思っているほど高価でなく、しかも素敵に仕上がります。 専門店は、お客様の使い方次第で便利なかかりつけのお店になるんです!!
お散歩がてら立ち寄ってみてください。
「菊」の掛軸~着物地でオーダーメイド~
「そういえば、タンスにしまったままの着物、あれど~する?」「ゴミに出しちゃう??」「誰も着ないし、売っちゃえばいいじゃん!」とリサイクル店へ走る人が多いご時世。
ですが・・「おばあちゃんが大事にしてた着物だから・・すてたくないし。」「どうしたらいいかなあ・・」と悩んでいる方もいらっしゃるはず。何か形にしておきたいんだけどいいアイデアないだろうか?と考えている方に知ってほしい着物の活かし方があるんです。
着物を掛軸に仕立ててみてはいかがでしょうか?
一度は捨てられるはずだった着物も、柄のある部分や汚れのないきれいな部分のみを使って、モダンに仕立てることができるんです。(シミや汚れの部分は使わずに。)一見ハードルが高いように見えますが、職人のアイデアと技術で末永く楽しめるインテリアになります。
写真は当店で製作した「菊」の掛軸です。お祝いの際に着用した黒留袖をリメイクしました。絵の部分も無地の部分もすべて一枚の着物から取りました。飾ってみると、コンパクトで扱いも簡単!ラクラク飾れます。ひとつしかない宝物です。※写真のサイズは、タテ134×ヨコ30センチ。(絵柄などによってデザインやサイズを決めます)
部分拡大(中心の絵柄部分)
部分拡大(絵の下部分) ※絵柄と黒い布地の間に赤いスジがありますが、この部分はわずか1ミリほどの布地です。(間違えないでください、赤ペンで書いたわけじゃないですよ!)これを専門用語で「スジ廻し」と言います。作品を引き立てる役目があります。このスジ廻しがあることでワンランク上の仕上がりになりました。この掛軸は、職人である父(73歳)が製作しました。
当店では、『大切にしたい』そんなお客様の思いをかたちにしたいと考えています。
ご興味のある方はこちらへお問い合わせください。
また、掛軸以外では「屏風」や「額」に仕立てることもできますよ。参考ブログは【お仕立品 ⒈着物の屏風 ☆オーダーメイド☆】です。ぜひそちらもご覧ください。
額縁フェア デザインフレーム紹介②
本日は二回目。
今回は正絹の着物を使ったオリジナルデザイン額をご紹介。
木製で隅丸の額縁に、作品を浮き出して、またはフリータイプで使える額を作りました。
作品寸法はお使いになる方が決めて下さい。浮き出しならば作品に合わせて作品台をお作りします。参考までに、半切1/6サイズの紙をあててみました。タテヨコ仕様可能です。かな作品や近代詩文書にも。
外寸法 37×92㎝ 厚み3㎝ 着物地の色は藤色とグレーの中間、一部分には枝の模様がデザインされています。