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帯の額装 ~帯地の裏打ち~

投稿日:2023年11月15日水曜日
カテゴリー:額縁 , 表装

着物には必須アイテムの帯。

実は、額縁や屏風に生まれ変わるんです✨

 

身に着けなくなってしまった帯。

リサイクルに出しても悲しいほどの下取り価格で、やむなく持ち帰ってきた。。なんてお話も耳にします。

 

 

当店では、帯や着物を額縁や屏風に仕立てています。

傷んでしまっても、きれいな場所を使えば大丈夫です!

但し、ただそのまま額に入れるわけではありません。

職人ですから、手間暇をかけます。

 

まずは利用できる場所探し。

つぎに、裏に回っている刺繍の糸をカット。

柄をこわさないように慎重に作業します。

糸がこんなにカットされました。

 

次に裏打ち。

 

耳の部分を裁断して裏打ちを施します。

いとのほつれが糊によって留まります。そして布が補強され額に貼り込みやすくなります。

額にセットするとこんな感じです。

このまま飾ってもよし、書道作品を飾ってもよし。

表面にアクリルがあることで、汚れもつかず、永く楽しむことができます。

 

着物も帯も、日本の伝統工芸品。

糸を紡ぐ人、染める人、柄をデザインする人、仕立てをする人・・といろんな職人さんの手を経て形になります。

ぜひ大切にして、リメイクして楽しんでみませんか。

ご相談はお気軽に♪

 

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