ブログ
Blog
タグ: 裏打ち の記事一覧
2021年の寒糊づくり
今年も寒糊(かんのり)を作りました。
在庫はたくさんありますが、毎年続けていくことに意味があります。
今年作った糊も十数年後に使うことになるでしょう。
その時に、コロナ禍で大変な年だったことを思い出すでしょう。
【予告】 『第46回 ぐんま表装展』
『第46回 ぐんま表装展』 が開催されます。
期日は、2019年6月14日(金)~16日(日) 9:30~17:00(最終日は16:00まで)
会場は、群馬会館 1階広間(県庁向かい側) 入場無料
本年も、実演『からくり屏風』の製作があります。ふるってご参加ください。3日間とも14:00より先着順にて行います。
ご案内ポスターをアップします!皆様のご来場をお待ちしております。
ルアーのてぬぐい! 7・8月のショーウィンドウ
手ぬぐいは相変わらずのブームが続いていますが、当店でも同様。季節ごとに様々なデザインが登場し、飾り替えが楽しいです。そんな中、先日嬉しいプレゼントをいただきました。
釣りをする人なら一目瞭然。ルアーの手ぬぐいです!!色も形もさまざまなルアーを見ながら、どれを使おうかなぁ・・と考えを巡らせるのも楽しい! この手ぬぐいは”sarasa-textile “というブランドで、捺染(なっせん)という技法により一枚一枚手染めをしているそうです。色合いが優しくてどんな場所へも飾りやすいです。
こちらの手ぬぐいは裏打をして、ディスプレイ用のスティックハンガー(アルミ製)にセットしました。※当店取扱商品※
皆さんは手ぬぐいをどんな風に飾っていますか?画鋲で壁に止めてしまうと、てぬぐいに錆がついたり穴が空いたりして残念なことになりますので避けたいものです。額縁に入れるのも良し、竹のハンガーも良しですが、このスティックハンガーは『挟むだけ』なのでとても便利。ポスターも飾れるんですよ!鋲で穴が空いたりセロテープの跡がついたりしませんのでおススメです。
ただいま、ショーウインドウに展示していますのでお近くを通ったら見てくださいね。
6月のショーウインドウ
6月12日(水)です。梅雨入り以降、天気も日替わりメニューです。
今日はニュースでも話題となっていますが、上野動物園のパンダのシャンシャンのお誕生日とのこと。
シャンシャンのファンの方も、そうでない方もこんな楽しい『手ぬぐい』を飾ってみませんか。
手ぬぐいは、2点とも濱文様さんで購入。額は、当店で取扱いの手ぬぐい専用の額縁です。四隅が丸く仕上がっていて上品です。手ぬぐいに裏打ちをすると(是非、表具師におまかせください!)折り目がピンと伸びてきれいに飾れます。もちろん、額がひとつあればOK。手ぬぐいは季節で入れ替えて楽しめます。 ご自宅の玄関に、お部屋にまたはプレゼントにもgood!
どうぞご相談ください>>>>>>お問い合わせはこちら。
掛軸の仕立直しをしています ~紅葉の軸 その1~
掛軸は汚れたり傷んでいても、修理・修復することができます!(もちろん困難な場合もあります)
今回は、前橋市在住S様所有の掛軸の修復作業の様子をご紹介させていただきます。
●仕立直しの工程●
1、状態の確認と採寸
2、解体作業
3、裏打紙の除去作業
4、剥落止め(絵具が剥がれないように止める)
5、洗濯作業(汚れの具合で長期間になることも)
6、作品・表装裂の裏打ち作業
7、折れ伏せ(折れの発生している箇所を補強)
8、きりつぎ(本紙と裂とのつなぎ合わせ)
9、総裏打ち
10、仕上げ作業(軸棒・八双・紐等の取付)
◎修復前の状態です。本紙は絹本で、厚塗りの絵の具に複数の折れが見られます。工程1~3の作業で、本紙のみの状態にします。
◎本紙に水を含ませ、裏打ち紙をはがします。3度の裏打ちがされており、まずは総裏打ちの除去作業。
◎これは肌裏打の除去作業です。作品の裏側がみえてきました。
次の工程は洗濯作業です。屋外で洗濯を行うため、晴れている日に作業を開始します。洗濯作業まで少し時間をいただいて・・・・・その2へ続きます。