修復の続き、洗濯作業です。写真 をご覧ください。
おおきな洗いぶねのなかに水を張り作品を浸し、長年の汚れ・ほこりが浮き出てくるのを待ちます。これを『水洗い』といいます。写真を見ると、作品の周り(上部、右側、下部)にうっすらと水が茶色くなっている部分がありますが、これが流れ出てきた汚れです。
当店では、基本的に薬品を使った洗濯はしていません(例外を除く)。なぜなら自然な風合いに仕上がり、作品の傷みも少ないと考えるからです。時間をかけてじっくり洗濯していきます。
次は洗濯が終わり、きれいになった様子をお伝えします。
掛け軸の修理一覧です。