表装処・美術サロンあいざわ

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『書の掛軸』の修理 ~その③

2019年05月15日水曜日

前回のブログでは『書の掛軸』の修理 工程5、洗濯作業の様子 をお伝えしました。

これまでの流れはその①その②をご覧ください。

作品の洗濯により、表面の汚れが落ちて、茶色がかっていた作品が少し明るくなりました。時間が経った物なので真っ白にはなりません。しかし、お客様の依頼で古さを残して仕上げることもあります。

洗濯前(部分)

 

洗濯後(部分) ※ 手ブレです。。。

 

そして本日は、工程8、きりつぎ(本紙と裂のつなぎ合わせ)・工程9、総裏打ちをお伝えします。

洗濯後に本紙と裂地を裏打ちしたものをつなぎ合わせ(きりつぎ)、総裏打ちしたものが下の写真です。この状態で数週間から時には数か月、貼りこんでおきます。こうして、掛軸のゆがみを調節します。

つぎは、仕上げの様子をお届けします。

 

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