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古糊づくり ~寒仕込み~

投稿日:2018年01月28日日曜日
カテゴリー:修復 , 表装

掛け軸や屏風の裏打ちには『生麩糊(しょうふのり)』を使います。

通常は糊をつくってすぐに使いますが【新糊】(しんのり)、ビンに詰めて寝かしてから使うものを【古糊】(ふるのり)と言います。

強力な接着力の【新糊】と、接着力を弱めてカビが生えにくくなった【古糊】を用途によって使い分けます。

【古糊】は一年で最も寒い大寒の頃に糊を煮て、保存するのが良いとされています。

 

●吟生麩に水を加えて混ぜます。

●火にかけて、ダマにならないように撹拌します。

●半透明になるまで煮込みます。

●ビンに移して冷まします

●完全に冷えたら、水を入れて蓋をしめ、冷暗所に保管します。

 

◎毎年作っている【古糊】です。これだけあるので、今年の糊はいつ使うことになるでしょう・・

 

 

 

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