掛け軸や屏風の裏打ちには『生麩糊(しょうふのり)』を使います。
通常は糊をつくってすぐに使いますが【新糊】(しんのり)、ビンに詰めて寝かしてから使うものを【古糊】(ふるのり)と言います。
強力な接着力の【新糊】と、接着力を弱めてカビが生えにくくなった【古糊】を用途によって使い分けます。
【古糊】は一年で最も寒い大寒の頃に糊を煮て、保存するのが良いとされています。
●吟生麩に水を加えて混ぜます。
●火にかけて、ダマにならないように撹拌します。
●半透明になるまで煮込みます。
●ビンに移して冷まします
●完全に冷えたら、水を入れて蓋をしめ、冷暗所に保管します。
◎毎年作っている【古糊】です。これだけあるので、今年の糊はいつ使うことになるでしょう・・