本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介するのは、かなの掛軸です。掛軸の裂は、上下に手染めスカーフ、中廻しには着物の黒留袖を使いました。留袖には、新春を彩るのにふさわしい絵柄の『春蘭』が描かれていて、静かな中にも華やかさがあります。
‘仮名(かな)’は、漢字をもとに作られた日本固有の文字です。繊細で優雅な印象ですが、線には強弱やかすれがあり、流れるようなリズムで書かれています。
『わが心春の山辺にあくがれてながながし日をけふも暮らしつ(紀貫之)』 -新古今和歌集- 光子書
かな文字と着物、日本文化の美しさを詰め込んだオリジナルの掛軸ができました。(サイズ タテ120㎝×ヨコ32㎝)
1月中はショーウインドウに展示していますので、ご覧になってみてください。
当店では、お客様のご希望に応じた『オーダーメイドの掛軸製作』のご相談もお受けしています。