「そういえば、タンスにしまったままの着物、あれど~する?」「ゴミに出しちゃう??」「誰も着ないし、売っちゃえばいいじゃん!」とリサイクル店へ走る人が多いご時世。
ですが・・「おばあちゃんが大事にしてた着物だから・・すてたくないし。」「どうしたらいいかなあ・・」と悩んでいる方もいらっしゃるはず。何か形にしておきたいんだけどいいアイデアないだろうか?と考えている方に知ってほしい着物の活かし方があるんです。
着物を掛軸に仕立ててみてはいかがでしょうか?
一度は捨てられるはずだった着物も、柄のある部分や汚れのないきれいな部分のみを使って、モダンに仕立てることができるんです。(シミや汚れの部分は使わずに。)一見ハードルが高いように見えますが、職人のアイデアと技術で末永く楽しめるインテリアになります。
写真は当店で製作した「菊」の掛軸です。お祝いの際に着用した黒留袖をリメイクしました。絵の部分も無地の部分もすべて一枚の着物から取りました。飾ってみると、コンパクトで扱いも簡単!ラクラク飾れます。ひとつしかない宝物です。※写真のサイズは、タテ134×ヨコ30センチ。(絵柄などによってデザインやサイズを決めます)
部分拡大(中心の絵柄部分)
部分拡大(絵の下部分) ※絵柄と黒い布地の間に赤いスジがありますが、この部分はわずか1ミリほどの布地です。(間違えないでください、赤ペンで書いたわけじゃないですよ!)これを専門用語で「スジ廻し」と言います。作品を引き立てる役目があります。このスジ廻しがあることでワンランク上の仕上がりになりました。この掛軸は、職人である父(73歳)が製作しました。
当店では、『大切にしたい』そんなお客様の思いをかたちにしたいと考えています。
ご興味のある方はこちらへお問い合わせください。
また、掛軸以外では「屏風」や「額」に仕立てることもできますよ。参考ブログは【お仕立品 ⒈着物の屏風 ☆オーダーメイド☆】です。ぜひそちらもご覧ください。