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お仕立て品33. 掛軸仕立て直し~鍾馗さま~

投稿日:2026年03月28日土曜日
カテゴリー:表装

汚れたり、破れたりしてしまった掛軸。

ご自身にとって大切な品物ならば、あきらめないでご相談ください。

『掛軸の仕立て直し』という選択肢もあるのです。

 

これからご紹介するのはお客様のご依頼により、傷んでしまった掛軸を『修復・仕立て直し』したものです。お預かりしてから仕上がりまで3か月ほどの時間をいただきました。

 

◎お預かり時の状態◎

絵の部分に多数の折れが見受けられ、全体的に汚れがあります。

 

 

◎洗濯・仕立て直し作業◎

 

●行程①   仕立て直しをするため、掛軸を解体し、作品の部分のみ残します。

(折れていた部分は傷みが大きく、一部はつながっていますが作品がバラバラになってしまいます。)

 

●行程②  作品を保護しながら洗濯します。

(今回の作品は傷みが強いので、水洗いのみの作業にしました。水に浸すことで汚れが浮き出てきました。)

 

 

※水洗いにより出た汚れで、茶色い水が溜まりました。

※水洗い後の作品です。全体的に汚れが落ちました。

 

●行程③  裏打ち紙を取り除き、作品1枚のみの状態にします。

(作品の裏側の裏打ち紙を取り除きます。)

 

 

 

●行程④  新しく裏打ちをし、掛軸に仕立てます。

(仕立て直しの場合、以前の掛軸に使用していた裂は使わず、新しい裂を使います。お客様に希望の色・柄をお伺いし、裂を選んでいただきます。また掛軸のサイズなども飾る場所に合わせて製作します)

※仕上がりの様子。 『渋く落ち着いた感じに』というご要望をいただき・・仕上がりました。

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